なぜ、こう夏休みの宿題と言うと「読書感想文」を出したがるのか?
先生を恨んだ人も少なくないでしょう。
しかし、大人になると分かるかと思いますが、文章力や、自分の気持ち(感想)を伝える事は
生きていく上でとても重要なものなのです。
現に、大学入試でも「小論文」を書かせることが増えていますよね?
今回は、高校生が読書感想文を書く際の構成について紹介していきますので、
ぜひ参考にして、苦手を克服し、書く楽しみを感じてみてはいかがでしょうか?
高校生が書く読書感想文の構成
せっかくの夏休みが、読書感想文の宿題があることによって、憂鬱なものになってしまう~
と、小学生の頃から嘆いていた人も少なくないでしょう。
そもそも、なぜ読書感想文の宿題が出されるのでしょうか?
推薦図書や学校の図書館にある本は、基本的に「健全な人間形成の為の学びが得られる本」
として、薦められていると言われています。
ですから、それらの本を読んで感想文を書くということは、
どのような「学び」を得ることができたのか、が重要になってくるわけです。
学校や先生の思惑通りに書けばいいと言うわけではありませんが、
「新しい考え方の発見」や「重要視すべきことへの気づき」を得ることが大事なのです。
それでは、感想文を書く順序(構成)について説明していきますが、
質問に対して答えを述べる、質問形式で書いてみますね。
2.どんな内容だったのか?
3.特に印象に残った点、気になった発言は?
・なぜその点が印象に残ったのか、気になったのか?
・もし自分が主人公(登場人物)の立場であったとしたら?
・自分の似たような体験をあげたら?
・考えさせられた点は?
4.この本を読んで、「発見」したことや、得た「教訓」や「反省」は?
この1~4の順に質問に答えながら、文章を書いていくと割とスムーズに書けると思います。
3に関しては、原稿用紙の枚数により、2つ3つと増やして書いてもいいでしょう。
また、読む前のイメージと、実際の内容とのギャップを入れても感想文らしくなりますね。
私も書かされました~高校生の読書感想文の定番、夏目漱石「こころ」のパターンはこちら↓
いかがでしたか?
大学へ進学しても、レポートの提出や卒業論文があり、
社会人になっても、報告書やさまざまな書類の作成などがあり、文章力は必要になります。
また、自分の素直な感想を言えたり、まとめたりできることは、
人とのコミュニケーションをとる上でもとても重要なことです。
苦手な人が多いと言われる読書感想文ですが、将来の自分の為になると考え、
この構成を頭に入れて自分らしく書き、ぜひ苦手を克服してみてくださいね!