ヘアトニックといえば「MG5」がまず思い浮かびます。
今の20~30代の方は知らないと思われますが、1970年代に大ヒットしたヘアトニックです。
何を隠そう、我が家にもあり、父が使っていました。
この商品には「ヘアトニック」とかかれていますが、最近さまざまな言葉で呼ばれている養毛剤や整髪料、正しいのはどれなのか?
違いは何なのかを解説します。
「ヘアリキッド」とは
それではまず、ヘアリキッドについてご説明しましょう。
この「ヘアリキッド」という言葉、これは資生堂が作った和製英語で、欧米には「ヘアリキッド」という言葉は存在しません。
油などを主成分とし、主に男性用のもの指します。
粘り気のある液体で、髪を固めるといった整髪力があるのが特徴で、『整髪料』として扱われています。
「ヘアトニック」とは
頭髪用の化粧品の一種で、ふけ・頭臭を防ぎ、頭髪を清潔に保つ効果、かゆみ・蒸れを防いで頭皮に関する不快症状を消しさる効果のあるものを指します。
なかには抜け毛を予防し、育毛を促進する養毛剤的効果を期待させるものもあります。
これは『整髪料ではない』のです。
洗髪前後に頭皮に塗布し、擦り込むようにマッサージして使用します。
最近では女性用も多く発売されています。
同じような呼び名のものに「スルプルエッセンス」などがあります。
2つの違い
お気づきかと思いますが、この2つは似た名前ですが全くの別物です。
使い方としては、ヘアトニックで頭皮のお手入れをした後、ヘアリキッドで整髪するというスタイルが一般的です。
基本的にヘアトニックは主成分がアルコールで地肌を清潔に保ち、清涼感、爽快感を頭皮に与え、血行促進、脱毛予防、育毛促進、ふけ・かゆみの抑制などに効果が期待できるものです。
一方、ヘアリキッドは、主成分が植物油や鉱物油で、毛髪を整え、艶やかに保ち、スタイリングを持続させる働きをします。
言い換えれば、ヘアトニックは地肌につけるスカルプ(頭皮)ケア製品、ヘアリキッドは毛髪につける整髪料というわけです。
ちなみに「ヘアトニック」はこんな女性におすすめ!
・抜け毛が気になる人
・頭皮がベタベタする人
・フケやカユミが気になる人
※必ず男性用ではなく女性用を選ぶようにしましょう!
早めにヘアトニックを使用していると抜け毛の予防にもなるそうですし、最近では、合成型女性ホルモンが入っているものも販売されているそうですよ。
朝は、まんべんなく頭皮につけて指の腹でマッサージをするように擦り込み、夜は洗髪後にタオルで水気をきり、頭皮にまんべんなくつけ、2~3分マッサージすると効果的のようです。ぜひお試しあれ!