年末年始に地元へ帰省して、
年が明けてアパートへ戻ってきたら、
郵便受けに一通のハガキが。
読んでみると、内定をもらった企業からの年賀状でした。
この場合、年賀状の返事は送るべきなんでしょうか?
内定先からの年賀状 返信は必要?
内定先から年賀状が届いて
戸惑う人は多いはず。
一般常識では、どのような対応を
するのが正しいのでしょう?
実はこれ、明確な答えはありません。
年賀状を評価するかしないかは、
内定先の企業によって千差万別です。
大きな企業では、年賀状に返信が来ても
細かく確認しないことがほとんどで、
「年賀状に返信はいらない」という意見が多いです。
でも、その意見とはうらはらに、
年賀状の返信をする人は多いです。
企業側の心象を考えても、
送り返して失礼はないと思います。
内定先への年賀状 返信の一例
年賀状は、文章の部分は手書きで書きます。
その他については印刷で構いません。
内定先へ出すときには、賀詞に気をつけます。
「初春」や「迎春」などの「謹」という句が入らない文章は
失礼にあたるので、「謹賀新年」「謹んで新年の~」などの
賀詞を使いましょう。
宛先については、
① 社名
② 代表者の肩書(人事部部長、代表取締役など)
③ 相手様のお名前(○○○○様)
の順に記入します。
さて、肝心の文章ですが、
敬語の使い方にも気をつけて書きます。
しかし硬すぎず、ところどころに
自分の思いを入れるとよいでしょう。
《例文1》
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年、内定をいただきました△△高等学校の○○○○と申します。
試験の際には、大変お世話になりました。
四月の入社を前に、身の引き締まる思いでおります。
採用の暁には、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
《例文2》
謹んで新春の寿ぎを申し上げます。
△△大学の○○○○と申します。
試験に際しましては大変お世話になり本当にありがとうございました。
卒業を控え、社会人としての意欲に燃えているところです。
四月からはお世話になりますが、何卒ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
言葉の間違いに対しては特に注意して、
やる気のにじむ文章を作ってみましょう。
ワードで年賀状を作りたいときにドウゾ↓
http://youtu.be/L_Z3fpr843E
年賀状は先に出しておくと安心です
内定先と人間関係ができあがっている場合などには、
あちらからの年賀状を待たずに
こちらから出してしまうのも一つの手です。
年内に出す場合には、
12月25~27日までにはポストへ投函します。
また、新年明けて松の内である7日までに
相手に届けられない場合には、
年賀状ではなく「寒中見舞」としてハガキを出します。
《寒中見舞いの例文》
寒中お見舞い申し上げます。
新春のご祝詞を頂きながらご挨拶が遅れてしまい、
誠に申し訳ございません。
実家に帰省したため、拝読が遅くなりました。
入社を控え、身の引き締まる思いでおります。
気を新たに精進いたしますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。