冬休みの宿題や、自由研究で「書き初め」をやろうと思っている小学生の皆さん、
何を書くか「言葉」は決まっていますか?
お題を与えられれば簡単ですが、自分で言葉を選ばなければならない場合、
何を書こうか悩むところですよね?
そんな小学生の皆さん向けに、書き初めで書きやすい言葉、
先生ウケがいい言葉など、学年別に紹介していきますので、
参考にしてみてはいかがでしょうか?
1.2年生向け
ひらがな二文字
【まつ・たけ・うめ】
おめでたい言葉の代表。1年生の人気お題です。
ひらがな三文字
【ひつじ】
その年の干支。この3文字はバランスも良いので書きやすいと思います。
【てまり】
お正月用語。「ま」を上手にかければ、花○をもらえるかも?
3.4年生向け
漢字二文字
【初夢・新年・宝船】
お正月用語。画数の多い字のバランスを崩さなければ、見た目が良くなります。
漢字二文字+ひらがな一文字
【お正月・お年玉・白い雪】
ひらがなと漢字が混ざると難しいですが、文字の大きさを同じにすると良くなります。
漢字二文字+ひらがな二文字
【新しい年・晴れた空・明るい年】
へんとつくりのバランスを同じにして、あとはダイナミックに!
5.6年生向け
漢字三文字+ひらがな一文字
【正月の朝・平和な国・希望の春・初日の出】
「の」の字は非常に難しい字。何度か練習するといいでしょう。小さくなり過ぎないように。
漢字四文字(四文字熟語)
【謹賀新年・文武両道・風林火山・一期一会】
画数の少ない字ほどバランスが難しいので、自信のない人は文武両道や風林火山などがいいかもしれません。
一期一会は非常に難易度が高いですが、自信のある方はぜひチャレンジしてくださいね。
四文字熟語の意味を紹介します
謹賀新年→つつしんで新年の喜びを申し述べること。
文武両道→文事(勉学)と武事(運動)の両方に秀でていること。
風林火山→武田信玄の軍旗に書かれた孫子の句
「風のように素早く、林のように静かに、火のように激しく、山のようにどっしりと」
一期一会→毎回、一生に一度しかない出会い。一生に一度限りであること。
書き初めとは
Meiji Shrine: Hatsumode / Dick Thomas Johnson
もともとは宮中で行われていた儀式だったものが、
江戸時代の寺子屋の普及以降、庶民にも広まったそうです。
明治時代以降、義務教育で習字が必修となったことで、
一般にも普及したと言われています。
通常、書き初めは1月2日に行われ、1月11日のドント焼きで燃やします。
その炎が高く上がると、字が上達すると言われています。
毎年1月5日に行われる武道館での全日本書初め大会ですが、
新年の風物詩となっています。
実は私もうん十年前に参加したことがあり、とてもいい思い出です。
暫く書初めはしていませんでしたが、なんとなく書道をまた始めたくなりました。