私は指の爪付近に出来てしまう小さな皮剥けを「ささくれ」と呼んでいますが、地域によっては「さかむけ」「ささくれ」「さかさむけ」「さかむげ」「さかもげ」などと呼び方は様々です。
皆さんもふと指に目を向けてた時にささくれが出来ている、なんてことがあるのではないでしょうか?
そんな誰でも一度は経験したことのある“ささくれ”についてのお話です!
ささくれができる原因
ささくれが出来てしまう原因は一つだけではなく、様々な原因があります。
・お湯を使用することによっておこる乾燥
・除光液
・長時間に渡る指先への刺激
・栄養不足
・血行不良
・体調不良
基本的には乾燥が主な原因なのですが乾燥が起きる要因は様々で、普段何気なくしている動作や習慣がささくれを招いているのには皆さんあまり気づいていないようです。
ささくれの予防法
乾燥が主な原因であると解れば予防は簡単です。
・お湯を使って家事をする場合はグローブをする。
・除光液やネイルをしたあとはオイルや保湿クリームなどを忘れず塗布する。
・タイピングなどを長時間する際は、指先を時折マッサージするなどする
・食事はバランスよく採る
皮膚に必要なタンパク質、肌の状態を健康に保つビタミン類、ミネラル類を意識して採る。
特に、ビタミンA、B2、B6、C、ビタミンAの吸収を助けるビタミンD、傷の治癒に役立つビタミンEはささくれの予防に最適です。
出来てしまった時の対処法
それでも出来てしまったささくれ。洋服に引っかかったり、なんとなく気になったり…「剥きたい!」衝動に駆られますよね。
だけど剥くのはささくれの対処法としては不正解です。
もしもお子さんが知らないうちに剥いてしまっていたら清潔にして消毒し絆創膏などで保護してください。
「ささくれぐらいで大袈裟じゃ…」
いいえ。中には傷口からばい菌が侵入し化膿し切開手術をしなければならないケースもあるのです。
小さくても傷は傷。ささくれを剥くというのは傷口を広げるのと変わりないのです。
では、正しい対処法とは何なのか。
・皮膚科で薬をもらう
・市販薬(ささくれ専用の薬があります。サカムケアなど。)
・消毒をし、ワセリンで保護をする
いずれにしても決して剥いてはいけません。
また、ここでの対処法はあくまで初期のささむけであり、化膿したり腫れ上がっているときは皮膚科へいくのが正しい対処法です。
おまけになりますが赤ちゃんにささくれができてしまった場合は剥けてしまっている皮膚を根元から切り、ベビーオイルで保護してあげましょう。
その際ミトンがあると便利ですね♪