最近、40代以降の女性に、金属アレルギーを発症するケースが増えているそうです。
金属アレルギーは、金属が触れた部分のかぶれなどで起こるわかりやすい場合と、
歯の治療で使われた金属が溶けて、発症する場合もあり、注意が必要なのです。
ですから、原因がわからずに重傷化してしまわないよう、
ちょっとおかしいなと感じたら、すぐに金属アレルギー検査をしたほうがいいですね。
今回は、金属アレルギーの検査の方法について紹介していきますので、
検査を受けようかどうしようか迷っていた方は、ぜひ参考にしてくださいね!
金属アレルギー検査の方法
病院で金属アレルギーの検査をする前に、セルフチェックの方法がありますので紹介します。
2.1ヶ月以上原因がわからない痒みが続いている
3.お風呂や布団に入ると、蕁麻疹が出てくる
4.手のひらに水泡のようなものができる
5.舌にまだら模様ができ、金属のような味がすることがある
6.歯の治療で金属の歯を入れている
上記の項目のうち、2つ以上当てはまるようであれば、金属アレルギーの可能性が高いです。
できるだけ早く、皮膚科のある大きい病院へ行きましょう!
それでは、病院での検査方法を紹介していきますね。
金属アレルギー検査をするには、一般的に血液検査を行います。
血液検査では、IgE(免疫グロブリンE)という血液物質を調べます。
IgEは、アレルギー関連抗体タンパクといって、
アレルギーに体が抵抗した時にできるタンパク質なのです。
数値が高いと、アレルギーということになるのですが、
金属アレルギーのほかに、花粉症やアトピー性皮膚炎でも数値は高くなる傾向にあります。
また、金属アレルギーでは、免疫システムの異常で、低くなるケースもあったりします。
ですから、血液検査では足りないので、さらに次の検査を続けて行うことをおすすめします。
金属アレルギー検査の場合、10種類以上の金属を溶かした溶液を背中に貼り、
48時間後と、36時間後、1週間後の状態を見ます。
反応した金属の部分の皮膚に反応が出ていたら、
その金属のアレルギーである可能性が高いということになります。
時間はかかりますが、どの金属かの判断もできますし、
金属アレルギーの疑いがある人は、必ずやっていただきたい検査です。
金属アレルギーではありませんが、アレルギー検査も簡単にできるようになったんですね↓
いかがでしたか?
他にも、「リンパ球幼若化試験」という検査がありますが、保険がきかないので、
1万円程するそうです。
血液の中から、リンパ球を取り出し、試験管の中でアレルギー反応を見るものだそうですが、
まずは、血液検査とパッチテストが一般的ですし、負担が少なくておすすめですね。
金属アレルギーはいつ誰がなってもおかしくありません。
重傷化すると、皮膚の状態が悪くなるだけでなく、つらい痛みが伴うこともありますので、
おかしいと思ったら、すぐに受診してくださいね!