日本の慣習には、慶事には新札、弔事には旧札というものがありますが、
皆さんは知っていますか?
しかし、どちらにも当てはまらないのが「お見舞い」ですよね?
お見舞金を包む際、新札にするべきか、旧札にするべきか悩んだことはありませんか?
そんなあなたの為に、お見舞い金の常識と、お見舞い金の相場も教えしちゃいます!
これを読めば、あなたも立派な常識人ですよ!
お見舞いは新札でないといけない?
色々な意見がありますが、実は、明確な線引きがないのが「お見舞い」なのです。
それでは、どうしたらよいのでしょうか?
貰った側の気持ちになって考えてみましょう。
ヨレヨレ、しわしわのお札が入っているのも、「う~ん」という感じがしませんか?
また、とっても綺麗な新札が入っているのも、
入院を喜んでいるのか・・・(そんなことはないと思いますが)、とも受け取れます。
と言うことで、新札ではなく、あまり汚れていないお札が適当と思われます。
特に、新札は予め準備が必要なものなので、
「待ってました」という意味に考えられ、慶事=お祝いごとと考えられてしまいます。
入院の状況にもよりますが、入院を喜ぶ人はあまりいませんよね?
入院は急な場合が多いですし、お祝い事ではありませんので、新札はおすすめしません。
お見舞い金の相場
それでは、失礼に当たらない、お見舞い金の相場を紹介していきますね!
お見舞い金の場合、関係性に関わらず5千円前後が相場のようです。
とても親しい間柄だとしても、1万円が上限とされています。
あまりに高額なお見舞い金になると、相手にお返しの負担を与えてしまいますので、
注意が必要です。
また、上司や目上の方に対して、現金を包むのはマナー違反という意見もあります。
そのような場合には、病院で禁止されているようなものは控え、
迷惑にならないようなものを選ぶようにしてください。
臭いのキツイ花や、食事制限のある方への食べられない食べ物などは、もってのほかです。
最近では生花禁止の病院も増えています。お見舞いに喜ばれるお花はこちら↓
また、「4=死」や「9=苦」を連想させるような金額は、絶対に包まないようにしましょう。
縁起が悪いものは、マナー違反です。
自分の両親や、義両親などの入院の際には、上記の通りばかりではありません。
入院には思った以上にお金がかかるので、高額なお見舞い金を用意することもあるでしょう。
その際は、「入院費に使ってね」と一言添えれば、お返しの心配もなくなり、
安心して、治療に専念できると思います。
いずれにせよ、早く元気になって欲しいとの気持ちを込めて、お見舞いに行きましょうね。