大人のエチケットとして、葬儀などでお数珠を持っている人をかなり見かけますが、意外と使い方、持ち方を知らない人が多いようです。
何となく格好だけで持っている人も多く、お焼香の際にどう持ったらいいか、使わないときはどうしたらいいかなど、沢山の疑問があるようです。
そんな今更人には聞けないお数珠の使い方などを、細かく紹介していきますので、葬儀の際に恥ずかしい思いをしなくて済むようにしていきましょうね。
お数珠を使うタイミングは?
これは、通夜、葬儀共に、式の始まりから終わりまで常に携えておきます。通夜、葬儀が終われば外して構いません。
遺族の場合、式の終了後に参列者をお見送りするのであれば、そのまま持っていて構いません。また、出棺時や火葬場へもお数珠を携えて行きます。
お数珠の持ち方
お焼香を右手でするので、お数珠は必ず左手に持ちます。
※右手は不浄の手なので持たないという説もあります。
座っている時は左手首にかけ、立って持つ時は左手首にかけるか、左手で持つようにします。
お焼香(合掌)の時は、二通りあり、お数珠の房を真下に垂らして、
①左手の親指と人差指の間にかけて親指で軽くおさえ、両手を合わせる。
②両手の親指以外の4本の指にお数珠をかけて手を合わせる。
長い正式数珠を持つときは、二層にして左手で持ちます。歩くときは一層で左手に掛けます。置く場合は三層にして、仏珠がお仏壇の方に向くようにおきます。
参考にしてみてはいかがですか?
お数珠の持ち方↓
http://youtu.be/0uab6AhFCpU
お数珠を使わないとき
会食の場などはお数珠入れなどにしまい、直に畳やテーブルに置かないようにしましょう。
お数珠入れの決まりはとくにありませんが、準備しておくといざという時に困りません。
袋やケースがない場合は、ハンカチや手帳などでも良いので、必ず何か下に敷いてから置くようにしましょう。
もちろんポケットに入れたままトイレに行くなんてことはせずに、お数珠入れを用意しておくことをおすすめします。
自宅での保管は、購入した時の箱にしまうか、数珠掛けがあれば掛け、なければお数珠入れ(袋やケースなど、特に決まりはない)にしまうようにしましょう。
次に使う際に忘れないよう、お数珠入れごと喪服のポケットやバッグに入れておくと、慌てて新たに買うなんてことが防げます。
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ここでの使い方は一般的な方法で、宗派によって、お寺によって違う使い方をしていることもあります。ご自分の宗派が分かっている場合は、やはりお寺で聞いてみるのが一番良いでしょう。
成仏できるように祈ってあげることが大切ですので、あまり形式だけにとらわれないように注意しましょう。