お葬式に参列すると、服装や持ち物、マナーなどが急に気になりだしますよね?
年齢を重ねるごとに増える、葬儀のマナーとして、今回はお数珠選びについてお教えします。
色、形、価格など種類が豊富なお数珠。何を選んだらいいのか、いけないのか、わかりやすくまとめてみましたので、購入を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
お数珠の種類
仏具店の店員さんでも、全てを把握している方はまずいないと言えるほど種類は豊富で、地域によっても扱っているものは違います。
何で、種類が多いかと言えば、地域、宗派、男性用、女性用と形が大きく分かれていて、その中で「珠」を選ぶため、幾通りにもなってしまうのです。
大きく2つの種類、「宗派別の本式の数珠」と「略式の数珠」があります。
他宗派の葬儀に、自分の宗派の本式の数珠で参列しても構わないので、どちらを選んでも大丈夫です。自分の宗派が分からない、こだわらない方は略式の数珠で充分です。
ただ、男性は男性用、女性は女性用を選びましょう。珠の大きさなどが違い、ぱっと見で違いがバレてしまいます。
数珠の使い方や、数珠をいち早く手に入れる方法はこちら
葬式での数珠の使い方!(ブログ内記事)
急な葬式!数珠はここで買うことができます!(ブログ内記事)
「珠」選び
それでは、珠(=色)は何を選んだらよいでしょうか?
これも諸説あり、地域や宗派によってさまざまなのですが、基本的には何色でも構いません。
但し、宗派によってはNGの色があるので、地域の仏具店や、お寺で聞いてみるといいでしょう。
お数珠の「珠」は「朱」という字が入っているので、赤系でも構わない、逆に高貴な色と解釈するケースもありますが、色的に目立つため、選ばない人が多いようです。
比較的人気なのは、無難で目立たない「水晶」のようです。または、男性なら「黒のオニキス」なども人気のようです。水晶は実際持っている人が圧倒的に多いようですね。
中には石ではない、菩提樹の実や木(白壇・黒壇・紫壇)などでできた、燃える素材のお数珠などを選ぶ方もいるそうです。
ぜひ、自分の好みにあった珠を選んでみてください。
お数珠の価格
これだけ種類が豊富なお数珠ですが、価格はいったいどれくらいが相場なのでしょうか?
お数珠の価格は、珠の材質や大きさ、親玉(中心の珠)の材質や大きさ、紐の編み方などで違いがあります。
珠の材質がプラスチックやガラスなら1,000円程度で買えるでしょう。木や菩提樹の実などの材質なら5,000円以下、水晶、翡翠、メノウなどの石は10,000円以上と考えるのが妥当です。但し、木の材質でも親玉を高い石にしたり、大きい珠にすると値段は高くなります。
もちろん、手作りで高い石のものを選べば数万~数十万になるものもあります。
数珠の作り方↓
大事なことは、色や値段ではなく、心の在り方であると思います。大人のマナーとして、自分に合ったお数珠を探してみてはいかがですか?