せっかく寝てくれたのに…このまま寝てくれたら…
ずっと寝ている子、おっぱいを飲めば寝てくれる子、なかなか寝付けない子、赤ちゃんの数だけいろんな個性があります。
おっぱいをあげて寝つく、ほっとしたのも束の間。床に寝かしつけたら泣いてしまった…。
「泣きたくなるのは私だよ…(とほほ)」
泣くのが仕事、なんて言うけど。
全国のお母さん方は大変です。
添い乳とは
多くの人が一度は思う「寝ながら授乳したい」という願望。
その授乳法が添い乳です。
もっと簡単に言うと添い寝をしながらおっぱいをあげることです。
はい、そのままですね!
添い乳の危険性
なんだ!添い乳なんてものがあるのか!
と、おもった方はもう少し待って下さい。
添い乳には“デメリット”そして“危険性”があります。
・夜泣きが増える
添い乳の特徴としてどうしてもおっぱいの飲み具合が中途半端になりやすく、結果として赤ちゃんの眠りが浅くなりがち。
そうすると必然的に熟睡できないので、夜泣きにつながります。
・添い乳が無くては寝れなくなる
添い乳に安心して寝るようになるとおっぱいがないことに不安になり起きてしまうのはもちろん、添い乳なしでは寝れなくなります。
・窒息死
ここでいう窒息死はお母さんのおっぱいによる窒息死です。
また添い寝をしていてお母さんが寝落ちしてしまい、寝返り事故が起きるということも考えられます。
・中耳炎
仰向けでおっぱいを飲むことによって中耳炎になる可能性もあります。
・ゲップが出来ない
ゲップをさせないで寝かせるということは、気管に空気が溜まる、胃にガスが溜まる、こうなると嘔吐しやすくなり窒息につながったり
不快感によってグズグズしたりするようになります。
・お母さんの体勢がつらい
長期間のむりな体勢によって肩や腰、首、腕などを痛めることもあります。
・虫歯
そのまま寝かせてしまい歯磨きを怠ると虫歯にもなります。
・乳腺炎
必ずなるというわけではありませんが、添い乳はほかの授乳に比べ乳腺炎になりやすいです。
添い乳の正しいやり方
1. 赤ちゃんを横に寝かせます
この時赤ちゃんの背中側にクッションをいれてあげるといいでしょう。
2. できるだけ赤ちゃんにくっついて、赤ちゃんの体を支えながらおっぱいをあげます。
この時、前述したデメリットを踏まえ、
・赤ちゃんの体勢(体がねじれないようにする)
・ゲップをさせる
・お母さんの体やおっぱいで赤ちゃんを潰さないようにする
・片方だけのおっぱいをあげると乳腺炎の原因になるので左右バランスよくあげる
・虫歯に気を付ける(特に離乳食開始後)
上記に注意してください。
また、個人的な意見としてですがわたしは添い乳を推奨しておりません。
理由としてはやはりデメリットの多さです。
ただメリットもあるので本当に赤ちゃんによるのだと思います。