あなたは暑中見舞いを出したことがありますか?
年賀状のやりとりはしているけど、暑中見舞いは・・・という人が多いのではないでしょうか?
もし、あなたが新入社員であったり、4月から部署が異動になったりして、
上司と上手くやっていきたいと考えていたら、暑中見舞いを出してみてはいかがでしょうか?
今回は、上司宛に暑中見舞いを出す場合の、書き方やマナーを紹介します。
ぜひ参考に、心の通った暑中見舞いを出してみてくださいね!
上司への暑中見舞いの書き方
上司宛となると、なんだか緊張するなんて人もいるかもしれませんが、
堅苦しく考える必要はありません。
では、書き方の基本構成を紹介しますね。
① 季節の挨拶
② 時候の挨拶
③ 相手の近況等を尋ねる言葉
④ 自分の近況報告
⑤ 結びの挨拶(相手の身体を気遣う言葉)
⑥ 年号
となっています。
基本的には、誰宛であっても大きな差はありません。
では、①から順に詳しく説明していきますね。
お疲れサマー! Bye-bye summer! / "KIUKO"
① 季節の挨拶
暑中見舞いですので、当然「暑中お見舞い申し上げます」となります。
暑中見舞いと言いますが、字で書く場合は「お見舞い」と、
必ず丁寧語の「お」を忘れないようにしましょう。
忘れると、大変失礼に当りますからね。
② 時候の挨拶 ③ 相手の近況等を尋ねる言葉
②と③は一緒にしてしまっても構いません。
「厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」
「暑さ厳しい折ですが、お変わりありませんでしょうか」
「今年も暑い日が続きますが、ご健勝のことと存じております」
組み合わせを変えてもいいと思います。
④ 自分の近況報告
「今夏もより一層の努力を重ねていきたいと思っております」
「お陰様で家族共々、暑さに負けずに過ごしています」
「私は少々この暑さがこたえておりますが、休暇後はご期待に添うよう仕事に励む所存です」
など、自分と上司にあった文を考えてください。
⑤ 結びの挨拶(相手の身体を気遣う言葉)
「まだまだ暑さは続くようですが、くれぐれもご自愛ください」
「厳しい暑さがまだまだ続きますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」
「この暑さも当分続くようですので、夏風邪など召されぬようにご自愛ください」
よく使われる「ご自愛」という言葉ですが、この言葉自体に「体」の意味が含まれています。
「お体ご自愛下さい」は意味が重複した表現になるので、使わないように注意しましょう!
⑥ 年号
最後に「平成○○年 盛夏」と入れるのが慣例です。
上司宛の暑中見舞いの書き方と文例はこちら↓
いかがでしたか?
上司への暑中見舞いの場合、間違えやすいのが宛名です。
会社宛のビジネス用ではなく、自宅へ送る、個人的な暑中見舞いの場合、
役職は付けず、「○○ ○○(名前)」様と書きましょう。
「殿」は失礼にあたりますので、使いません。
暑中見舞いはあまり書く人がいないので、もらうと嬉しいものです。
ぜひ今年の夏は、日頃お世話になっている人に暑中見舞いを出してみてはいかがですか?