見た目がオシャレで、味は抜群なのが「生チョコ」ですよね。
意外と「簡単に作れる」のキーワードが女性にウケ、人気となっています。
しかし、市販されている普通のチョコの感覚で、賞味期限を考えてはいけません。
生チョコは「生」がついた分、普通のチョコとは全然違うのです。
せっかく作ったのに、渡した相手が食べる頃に「カビがっ」なんてことがないように、
きちんとした保存方法や、冷蔵庫で何日もつのか、冷凍保存はできるのか
などの疑問にひとつずつ答えていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生チョコの保存方法
ROYCE Chocolate -YAMAZAKI- / t-mizo
最善を言えば、保存せずにできたてを食べてもらうことです。風味を損なうことなく、柔らかさもベストな状態で味わってもらえるでしょう。
どうしても、翌日以上の保存を望むなら、こんな保存方法はいかがでしょうか?
1.冷蔵庫で保存する
冷蔵庫は通常0℃~10℃に設定されていますが、
冷蔵庫でなくても0℃~10℃以下に保つことができる環境(冷暗所)であればOKです。
但し、冷暗所が思いのほか温度が高かったりした場合、
ファットブルームという現象が起きる可能性があることを知っておいてください。
食べたところで人体への影響はありませんが、カビが生えたように白くなり、
見た目が正直気持ち悪いです。
これは、チョコに含まれるカカオバターが温度上昇によって製品表面に溶け出し、
白い結晶となって浮き出てくる現象です。
冷蔵庫から出し、相手に渡すまで時間がある場合などは
、発砲スチロールに保冷剤などを入れて持ち歩くといいでしょう。
2.冷凍庫で保存する
near Sugaharachou / omoon
冷凍庫でも保存は可能ですが、生チョコの風味と口溶けは損なわれるでしょう。
フリーザーバッグに入れて空気を出し、外気と遮断した状態で冷凍します。
その他、解凍にも気を使わなければなりません。
解凍は、フリーザーバッグに入れたまま冷蔵庫で1日かけてゆっくり解凍し、
その後、外に出して半日経ったらフリーザーバッグから出します。
但し、解凍を間違えると、シュガーブルームという現象が起こる可能性がありますので注意が必要です。
シュガーブルームは、寒暖の差によってチョコの表面が結露し、
その水分がチョコの糖分を引き出し、再結晶した状態のことです。
表面が白っぽく、ザラザラします。
食べても人体に影響はありませんが、美味しさが半減してしまいます。
こんな簡単に作れるなら、渡す当日に作れそうですね。
超簡単、生チョコの作り方↓
冷蔵庫で何日もつ?冷凍庫は?
冷蔵庫では通常2~3日、長く考えたとしても1週間が限界です。
冷凍庫なら1ヶ月は大丈夫でしょう。
しかし、解凍がきちんとできたとしても、風味や口溶けは補償できません。
渡す日(=相手が食べる日として)から遡って作る程、風味は落ちると思ってください。
せっかく作るのですから、できるだけ渡す前ギリギリにチャレンジして、
渡す相手に喜んでもらいましょうね!