浅草寺で、毎年行われる「ほおずき市」に行ったことはありますか?
ほおずきの販売はもちろん、露店がたくさん並ぶ縁日なのですが、
中でも、江戸風鈴が人気で、ほおずきとセットになっている鉢を買う人が多いそうです。
そんな、ほおずき市ですが、お参りするとご利益があるって知っていますか?
今回は、浅草寺のほおずき市のご利益について紹介します。
まだ行ったことのない人は、ぜひ行ってみてくださいね!
浅草寺のほおずき市のご利益
江戸時代に端を発する伝統行事で、毎年7月の初めに行われるほおずき市ですが、
2日間とも、8:00~21:00頃まで開催されています。
それでは、ご利益について紹介していきますね。
その日に参拝すると何日分もの参拝に相当するご利益(功徳)があるといわれています。
なかでも7月の功徳日である10日の功徳は「千日分」と最も多く、
「千日詣」と呼ばれていました。
その後、7月10日に参拝すると「四万六千日」と呼ばれ、
46,000日=126年分(一生分)のご利益があるとされてきました。
米一升分の米粒の数が46,000粒にあたり、一升と一生をかけたとされる説が有力ですが、
諸説あるようです。
今では10日に一番乗りしようと多くの人が9日から集まる為、9日、10日両日共、
四万六千日のご縁日と受け止められているようです。
また、ほおずき市開催の時しか手に入れることのできない「雷除」という御札があります。
この「雷除」(かみなりよけ)の御札を求めて参拝する人もたくさんいるそうです。
もともとは、江戸時代に赤とうもろこしを吊るしていた農家があり、その農家だけが、
落雷の被害に遭わなかった為に、赤とうもろこしが売られるようになった経緯がありました。
しかし、不作が原因で赤とうもろこしを売ることが出来なかったかわりに、人々の要望から、
四万六千日のご縁日に、「雷除」の御札が浅草寺から授与されるようになったとされています。
いろいろなご利益があるのですね~。
何だか色々あって楽しそうです!2012年のほおずき市の様子はこちら↓
いかがでしたか?
因みに、ほおずきは漢字で「酸漿」と書きます。
漿には、「漿(しょう)を乞(こ)いて酒を得(う)る」という中国の古い言い伝えがあり、
「希望したもの以上のよいものを得るたとえ」として使われています。
ですから、ほおずき市は「酸漿を乞いて、ご利益を得る」と解釈できるのです。
人気のある、風鈴とほおずきがセットになった鉢で、大体2500円位ですので、
お出掛けしてみてはいかがでしょうか?