春になると、自宅の周辺で「わらび」が採れるの!なんていう家は羨ましい限りですよね?
でも、わらびはあく抜きをしなくてはならず、意外と面倒くさいなんて思っていませんか?
実は、小麦粉でできる、簡単なあく抜きの方法があるのです!
時間も短縮でき、とっても簡単な方法なので、
これであく抜きすれば、わらび料理が食卓に並ぶ日も増えるかもしれませんよ!
重曹でのあく抜き
通常、わらびのあく抜きと言えば「重曹」が一般的でしたが、
重曹を使ったあく抜きは、半日から一晩かかり、すぐに食べられないのが難点と言えました。
重曹(タンサン)でのわらびのあく抜きのやり方はこちら↓
しかし、わらびはとてもアクの強い山菜なので、
しっかりアクを抜かないと、中毒になる可能性もあるのです。
今まではしっかりとしたあく抜きを、時間をかけて重曹で行っていましたが、
もっと簡単で時間もかからず、どのお宅にもある「小麦粉」でできることがわかったのです!
それでは、小麦粉を使ったあく抜きの方法を紹介していきますね!
小麦粉を使ったわらびのあく抜き方法
準備するもの
わらび 100~200g
水 1リットル
小麦粉 大さじ4
塩 小さじ2
あく抜き方法
①お鍋に水と小麦粉、塩を入れて、泡だて器で良くかき混ぜます。
②お鍋を中火にかけて、沸騰させます。
※注意:過熱してから小麦粉を入れると固まってしまい、あく抜きがしにくくなります。
③お鍋にわらびを入れて、弱火にし、3~4分程煮ます。
④火を止めて、わらびを洗い、冷水に10分程さらして完成です!
※えぐみが残っているようでしたら、冷水にさらす時間を長くしてみてください。
あく抜き後、少し食べてみて、渋みや苦味、舌のビリビリ感がなければOKです。
冷水に1時間もさらせば、えぐみは殆ど気にならなくなるでしょう。
このあく抜き方法は、一緒に入れる「塩」がわらびの中のアクを引き出し、
水の中で、コロイド粒子に変わった「小麦粉」が、抜け出たアクをどんどん吸着するので、
短時間で簡単にできるというものです。
わらびは、きちんとアクが抜けていれば、中毒になることもありませんが、
一度に大量に食べないことと、先の丸い葉の部分を食べないようにする注意も必要です。
また、わらびを天ぷらで頂く場合は、アク抜きが不要と言われています。
それは、アクが抜けるのではく、天ぷらにすることで、油の膜ができ、
直接口や舌にアクの苦味を感じない為、アクが抜けた感じがするだけだそうです。
わらびは、あく抜きが簡単にできれば、色々なお料理に使えて便利ですよね。
春になったら、季節を感じる香りとねばりを楽しんでみてはいかがでしょうか?